宮城峡蒸留所へ行ってきました。【2017.03.11】
3/10(金) - 3/11(土)の二日間で仙台旅行へ行っていました。
一日目も二日目も微かに雪が降っており寒かったです。
旅の目的
言わずもがな、ニッカウヰスキー仙台工場「宮城峡蒸留所」見学です。
その他には名物料理(せり鍋・牛タン・寿司)とBAR巡りといったところでしょうか。
宿は国分町近辺のビジネスホテルを取りました。
bar巡りには最適でしたね。
交通手段
安く済ませることが出来たので書き記しときます。
行き帰りで14720円でした。
時間に余裕があれば、6000円以内に収まったんだなぁ…。
■往路
青春18きっぷを利用して鈍行で行きました。
我らが相模大野から仙台まで乗換すること6回、約400km弱を約9時間の旅です。
発着時刻:【相模大野 4:53発 → 仙台 13:55着】
時間に余裕があって、列車の旅が苦痛で無い方にはおすすめです。
今回の経路ですと、下記の通りで格安です。
2370円 (青春18きっぷ1回分) + 370円 = 2740円
■復路
荷物も増えるだろうし楽をしたかったので、新幹線を利用しました。
贅沢にロマンスカーも利用したので、11980円掛かりました。
金額的には往路の約4倍です。しかし、所要時間は1/3です。
宮城峡蒸留所
電車→送迎バスで来る観光客は少なかったように感じます。
観光バスでの団体客が多かったですね。
各工程については、絵を使ってとてもわかり易い説明がされていました。
特徴的な角型のカフェ式連続蒸留機は見学不可ということでした。
残念ですが、製造現場ですのでしょうがありません。
蒸留所は自然豊かな土地に立てられています。
竹鶴政孝氏の意向により、自然を最大限に残した蒸留所設計をしたそうです。
本来の土地の起伏や樹木を残し、電線は地下へ埋められていました。
樹木も伐採が最小限なため、相当背の高い木が多く見られました。
<貯蔵庫に沿って作られた道ですが、曲がりくねってますw>
蒸留所に隣接して流れている新川はとても澄んでいて綺麗でした。
宮城峡蒸留所はこの川の伏流水を仕込み水等に使用しています。
<新川。赤丸部にある銀色のプレートの下から伏流水を採水しているらしい。>
ポットスチルには、しめ縄がついてます。ニッカならではですね。
貯蔵庫も見せて頂きました。小窓は年中開けっ放しとのこと。
右側に見える樽はマイウイスキー塾で樽詰めされたものらしいです。
右下にちょろっと写っていますが、意味ありげに一樽置いてありました。
話を聞くと宮城峡稼働年に樽詰めした原酒の樽だそうです。
2014年発売のザ・ニッカ40年等に使用した原酒らしいです。
中身はまだ100リットルぐらい入っているとのこと。
企業秘密じゃないのだろうか。
原酒や樽の使用履歴等は細かに残しているそうです。
企業としては至極当然かもしれませんが、なぜか関心してしましました。
見学後は、無料試飲・有料試飲してお土産買って撤収です。
お土産売り場は品目も多くとても広かったですね。
対して、有料試飲コーナーはこじんまりとしていました。
サントリーの蒸留所と違い利用者は少なかったですね。
ヘビーユーザよりは普通の観光客が多い様子です。
総括して
とても楽しい旅でした。
宮城峡蒸留所では、竹鶴政孝氏のウイスキーに対する情熱を感じました。
特に未来へ残すという精神でしょうか。見学中に随所随所で感じましたね。
他の蒸留所に比べ自然いっぱいでファクトリー的な印象が全くありません。
WhiskyLoverでいまだ訪れたことが無い方は、一度訪れてみては如何でしょうか?
また再訪したいなと思うような素晴らしい蒸留所です。
また、仙台は何食べてもすごく美味しくてとても気に入りましたw
美味いもの多すぎてお土産で金が吹っ飛びましたね。
特に「侘び助」さんのせり鍋はまた食べに行きたいなぁ…。
ちなみに牛タンは利久さん、寿司は北辰鮨さんで食べました。どちらも仙台駅3Fです。
次回行く機会があれば海の幸を攻めたいと思います。
以上!
オマケ
国分町で見つけたイエロー・ローズ・オブ・テキサス12年封付。
信州マルス蒸留所へ行ってきました。【2017.01.28】
<信州マルス蒸留所、入り口に展示されている初代岩井式蒸留釜>
仕事の関係で長野県駒ヶ根市へ行く機会がありましたので、
少々無理して信州マルス蒸留所へ行ってきました。
信州マルス蒸留所
駅前のホテルに一泊して、翌朝から行動開始。
朝食を済ませ、身支度を整えて時計を見ると8:00。
見学受付は9:00からなので超余裕です。むしろ暇。
<1/28(金)8:30頃 駒ヶ根市内 すごく天気が良かったです。空気は冷たいですが、日差しは暖かでした。>
私はここで血迷いまして徒歩で行くことにしました。
Google mapによると駒ヶ根駅から信州マルス蒸留所まで1時間ほどです。
実際歩いてみると、駒ヶ根駅から蒸留所敷地内まで約70分の道のりでした。
しかし、歩道もなく車通りが多いので徒歩移動は絶対にお勧めできません。
<8:50頃 マルスの看板。残り1kmほどです。>
<9:10頃 雪が残ってます。一部凍結してます。表の大通りを通るべきでした。>
<9:20頃 到着。どうみても裏口です。本当にありがとうございました。>
見学受付を済ませマップを貰います。
とってもマイクロな蒸留所です。スーッと歩いてしまうと全工程見ても10分ほど。
見学は無料ですが、ガイド無しです。
時間が早いこともあり、他のお客さんも居らずほぼ独り占めでした。
①第一樽貯蔵庫
建屋いっぱいに樽は置いてありますが、総保管量は少ないですね。
他にまだ保管庫はあるのな。
②原酒製造棟
現場と見学エリアがめっちゃ近いです。
糖化槽→発酵槽→ポットスチルと3フロアに別れています。
私が訪れた際には、再留作業を行っておりました。
写真がポットスチルしかない…。
③試飲コーナー
広くスペース確保されていてゆっくりすることができました。
無料試飲は、ツインアルプス。
有料試飲は、画像の通りです。やや強めの価格設定ですね…。
ビールやワインもあったので、そちらもじっくり見れば良かったなぁと反省。
総括して
今回、滞在時間はおよそ1時間半でした。
駒ケ岳は好きなブランドなので、訪問することができて嬉しかったです。
神奈川からだとなかなか駒ヶ根という土地まで来ることはありませんからねぇ。
蒸留所は小さいながらも様々なチャレンジしており、
今後も応援していきたいと思いました。
欲を言えば、蒸留所限定ウイスキーがあれば嬉しかったですねー。